自動のサーバ監視システムによる監視サービスは、対象の異常検知に対して障害検知メールを自動送信します。
ですが、監視用サーバの処理能力やネットワークの通信状況などによって誤検知を起こしてしまう場合や、本来静観すべき緊急性の低い不具合、メンテナンス等によって予めサーバ停止が判っている場合等にも「障害発生」メールを送付してしまいます。
MSPアシストのサーバ監視サービスは異常検知時にエンジニアが目視で各種監視項目を確認、原因を特定するため、誤検知が起こりにくく、サーバ技術者の確認であるため安心です。また、障害発生のご報告時も既に原因を特定されている為、ご担当者様が自身で障害復旧作業を行う場合も速やかに対応に移ることが可能です。監視項目は「Ping」「Syslog」「Port」「リソース」「Web URL」を基本とし、メールキューの蓄積ほか、様々な項目での監視が可能です。
ゴールドプラン以上のプランでは異常が検知時に即座にエンジニアによる障害内容の確認(切り分け)が行われます。障害発生と認められた場合、お客様との取り決めによって作成された復旧手順書に従って対応を行います。




対象のサーバに監視エージェント(プログラム)を設置し、それを介して死活監視を行います。また、各種監視項目のしきい値(例:HDD使用率80%超過で警告など)や障害発生時の緊急連絡先を決定します。※監視エージェントを設置するためにroot権限が必要になります。
異常検知時の対応
監視対象に異常を検知した場合、専門のサーバ・ネットワークエンジニアが各種監視項目を確認(障害内容を切り分け)します。実際に「ハードウェアや回線の異常」「HDDやCPUの使用率がしきい値を超過する」等が起こっていた場合、緊急連絡先にメール・電話にて報告を行います。

死活監視 | PING | PING によるサーバへの接続を確認 |
サービス(ポート) 監視 |
HTTP | HTTP(80) Webサーバへの接続を確認し、応答の遅延が発生していないかを確認 |
HTTPS | HTTPS(443) Webサーバへの接続を確認し、応答の遅延が発生していないかを確認 | |
SMTP | SMTP(25), Submission(587) 送信メールサーバへの接続を確認し、10秒以上の遅延が発生していないかを確認 | |
POP | POP3(110) 受信メールサーバへの接続を確認し、10秒以上の遅延が発生していないかを確認 | |
IMAP | IMAP4(143) 受信メールサーバへの接続を確認し、10秒以上の遅延が発生していないかを確認 | |
SSH | SSH(22) サーバへのSSH接続を確認し10秒以上の遅延が発生していないかを確認 | |
FTP | FTP(21) サーバへの接続を確認し10秒以上の遅延が発生していないかを確認 | |
MySQL | MySQL / MariaDB(3306)サーバへの接続を確認し10秒以上の遅延が発生していないかを確認 | |
Postgres | PostgreSQL(5432)サーバへの接続を確認し10秒以上の遅延が発生していないかを確認 | |
リソース | LoadAverage | サーバ上で動くプロセス負荷の確認 |
SWAP | スワップ未使用量の確認 | |
Disk | ディスク使用率の確認 | |
User | ログインユーザ状況の確認 | |
ログ監視 | Syslog 他 | 各サービスのログの文字列を監視します。※要指定 |